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【Excel】RTD関数の使い方|リアルタイムデータをExcelに取り込む関数を徹底解説

Excelで株価為替レートセンサーデータなどのリアルタイム情報を自動で更新して取り込みたいと思ったことはありませんか?

そんなニーズに応えるのが、RTD(Real-Time Data)関数です。

この記事では、RTD関数の基本構文、必要な条件、活用例、注意点を含めて、初心者にもわかりやすく解説します。


1. RTD関数とは?

**RTD関数(Real-Time Data)**は、Excelが外部のプログラム(RTDサーバー)と接続し、リアルタイムで値を取得・更新するための関数です。

✅ 一度入力すれば、対象データが更新されるたびにExcelも自動更新されるのが特徴。


2. RTD関数の構文

=RTD(ProgID, サーバー, トピック1, [トピック2], ...)
引数 内容
ProgID RTDサーバーのプログラムID(文字列)
サーバー 通常は空白(ローカル)またはネットワーク上のサーバー名
トピック1以降 取得したいデータの指定内容(例えば「USDJPY」など)

■ 例:株価取得(仮想例)

=RTD("StockQuote.Server", , "AAPL")

→ 「StockQuote.Server」というRTDサーバーから「AAPL(Apple株)」のリアルタイム株価を取得

※この例は、事前にRTD対応アドインやサービスがインストールされている必要があります。


3. 実際の使い方と条件

RTD関数を使うには、**外部のRTDサーバー(アドイン)**がExcelに登録されている必要があります。

【代表的な使用シーン】

分野 取得できるリアルタイム情報 使用例の一部
株式投資 株価・出来高・チャートデータ Bloomberg、Refinitivなどのアドイン
為替 通貨ペアのレート・変動 USDJPY, EURUSDなど
IoT/センサー 温度、湿度、機器の稼働状況 工場データのリアルタイム監視
システム監視 サーバー稼働状況、応答時間 IT運用・監視

4. 実用例:株価や為替レートの取得(例:Bloomberg Terminal)

=RTD("Bloomberg.RTD", , "Last Price", "AAPL US Equity")
  • 「Last Price」→ 終値などの項目

  • 「AAPL US Equity」→ 米Apple株

※この関数は、Bloomberg Terminalが動作している環境でのみ有効です。


5. 注意点とエラー対処

問題 / エラー 原因 対処法
#N/Aが表示される RTDサーバーがインストールされていない・無効 正しいRTDアドインを導入・有効化する
値が「取得中…」で止まる 通信エラーやアクセス権限の問題 ネットワークやセキュリティ設定を見直す
データが更新されない RTDの自動更新が無効、または計算モードが手動 Excelの「データの更新」や「再計算」を確認
RTD関数が利用不可 Excelのバージョンが古い、Office非対応製品 Excel 2007以降(推奨:Office 365)を使用

6. RTD関数とWEBSERVICE関数の違い

比較項目 RTD関数 WEBSERVICE関数
リアルタイム更新 ◎ 常に更新される(プッシュ型) × 静的(再取得は手動)
外部連携 RTDサーバー必須(アドイン型) HTTP API対応ならすぐ使える
難易度 中〜上級者向け 中級者向け
代表的用途 株価・センサー・金融情報など 天気API・為替APIなどの手動取得

7. まとめ

ポイント 内容
特徴 外部データをリアルタイムに更新してExcelに取り込める
使用条件 **RTDサーバー(アドイン)**が必要
代表的な使い道 株価・為替・センサー・IT監視データの取得
構文の柔軟性 トピックを複数指定して詳細情報を取得可能
代替関数が必要な場合 静的な取得にはWEBSERVICE関数、Power Queryも検討

✔ 実務での活用例

  • 金融業界:複数銘柄の株価監視シートを自動更新

  • 製造業:センサーの温度・圧力データを24時間体制で監視

  • IT運用:サーバー稼働率のグラフをリアルタイムで更新


RTD関数はリアルタイム情報を扱う業務で非常に強力なツールです。
ただし、「専用アドインが必要」という点がポイントですので、自分の用途に合ったRTD対応サービスを導入して活用してみてください。