WindowsだけでPDFを圧縮する方法|ソフト不要・アップロード不要で安全に軽くする
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本命:Microsoft Edgeで「最適化」して保存し直す
Windows 11標準のブラウザ「Microsoft Edge」には、PDFを開いて保存し直す際にサイズを最適化できる機能があります。追加ソフト不要で最も手軽な方法です。- 対象のPDFを右クリック →「プログラムから開く」→「Microsoft Edge」を選ぶ
- 画面右上の「名前を付けて保存」(フロッピーディスクのアイコン)をクリック
- 保存時に「ファイルのサイズを縮小」などの最適化オプションが表示されたら、それを選んで保存する
元がOffice文書なら:「最小サイズ」でPDF保存し直す
そのPDFをWord・Excel・PowerPointから作ったのなら、元のファイルから作り直すのが最も確実で効果的です。- 元のOfficeファイルを開く
- 「ファイル」→「名前を付けて保存」で、ファイルの種類を「PDF」に
- 表示される最適化の項目で「最小サイズ(オンライン発行)」を選んで保存
画像が原因なら:PowerPoint/Wordで画像を圧縮してからPDF化
PDFが重い原因の多くは高解像度の画像です。Office側で画像を圧縮してからPDFにすると、大きく軽くできます。- Officeで画像を選択 →「図の形式」タブ →「図の圧縮」
- 解像度を「電子メール用(96ppi)」や「Web(150ppi)」など低めに設定
- 「この画像だけ」のチェックを外せば、文書内の全画像をまとめて圧縮できる
- そのうえで上記の「最小サイズ」でPDF保存
「Microsoft Print to PDF」の実態(誤解しやすい点)
ネット上では「Microsoft Print to PDFで印刷し直すとPDFが小さくなる」とよく紹介されます。手順はこうです。- PDFを開いて「印刷」を選ぶ
- プリンターで「Microsoft Print to PDF」を選択して印刷を実行
- 新しいPDFとして保存する
圧縮しても小さくならない原因
標準機能で軽くならないときは、PDFの中身に理由があります。- 文字だけのPDF:もともと軽く、削れる情報が少ないため変化が小さい。
- すでに最適化済み:一度小さくしたPDFはそれ以上縮みにくい。
- 高解像度の画像・スキャンが主因:サイズの大半が画像。前述の「図の圧縮」やスキャン解像度の見直し(例:200〜300dpi)が有効。
Windows標準機能が向いているケース・向かないケース
| こんなとき | おすすめ |
|---|---|
| 契約書・個人情報など、外部に上げたくない | Windows標準機能(アップロード不要で安全) |
| 元のOfficeファイルが手元にある | 「最小サイズ」で保存し直す |
| 手早く・とにかく軽くしたい(機密でない) | オンラインの無料圧縮サービス |
| 圧縮率を細かく調整したい・大量処理したい | 専用のPDFソフト |
それでも上限を超えるなら共有リンクで渡す
標準機能でメールの上限まで小さくできない大きなPDFは、無理に添付せずOneDrive・Googleドライブなどの共有リンクで渡すのが確実です。OneDriveはWindowsに統合されているため、ファイルを置いて「リンクのコピー」を選ぶだけで共有できます。機密情報の場合は、リンクの公開範囲(特定の人のみ)を必ず確認してください。圧縮前後のファイルサイズを確認する方法
圧縮の効果を確認するには、変換前後のファイルサイズを比べます。
- エクスプローラーで元のPDFファイルにカーソルを合わせるとサイズがポップアップ表示される
- 圧縮後の新しいPDFでも同様にサイズを確認する
- 右クリック→「プロパティ」でも「サイズ」欄に正確なファイルサイズが表示される
💡 圧縮後に「逆に大きくなった」場合があります。Microsoft Print to PDFは「圧縮」ではなく「印刷データとして再生成」する機能です。元のPDFが効率よく作られていた場合、Print to PDFで出力したほうが大きくなることがあります。効果がない場合は「Edgeの最適化保存」か「Officeの最小サイズ」での保存を優先してください。
スキャンPDFが重い場合の対処法
スキャンで作ったPDFが重い主な原因は、高解像度の画像データがページごとに埋め込まれているためです。
スキャン解像度の見直し(次回から)
| 用途 | 推薦解像度 | 特徴 |
|---|---|---|
| メール送信・画面閲覧 | 150〜200dpi | ファイルサイズが小さい |
| 一般的な書類保存 | 300dpi | 品質と容量のバランスが良い(標準) |
| 印刷・高精細保存 | 600dpi以上 | 重くなるが画質は最高 |
すでに作成済みの重いスキャンPDFは、Edgeで開いて「最適化保存(名前を付けて保存)」を試してください。
Officeから作るPDFのサイズを削減するコツ
- 図の圧縮を使う:Word・PowerPoint・Excelで「図の形式」タブ→「図の圧縮」→「このドキュメント内のすべての画像」を選択→用途に応じた解像度を選んで圧縮してからPDF化する
- 不要な非表示オブジェクトを削除する:スライドの裏に隠れた図形・非表示シートのデータは削除しておく
- フォントの埋め込みを最小化する:「最小サイズ(オンライン発行)」で保存するとフォントの埋め込みが最小限になる
まとめ
- Windows標準機能でPDFを軽くするには「Edgeでの最適化保存(名前を付けて保存)」と「Officeからの最小サイズ保存」が本命
- Microsoft Print to PDFは圧縮機能ではなく再生成機能のため、元のPDFによっては逆に大きくなる場合がある
- スキャンPDFが重い場合は次回からスキャン解像度を150〜300dpiに設定する
- Office文書はPDF化前に「図の圧縮」で画像を圧縮しておくと大幅に軽くなる
- メール添付が難しいほど大きい場合はOneDriveやGoogleドライブの共有リンクで送るほうが確実
- 機密書類は外部サービスにアップロードせず、すべてローカルで処理する
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