「このファイル、中身を確認したいだけなのに、いちいちアプリで開くのが面倒」——そんなときに便利なのが、PowerToysに含まれるPeek(ピーク)です。

ファイルを選んでキーを押すだけで、中身を一瞬でプレビューできます。MacのクイックルックのWindows版のような機能で、一度使うと手放せません。この記事では使い方を徹底解説します。

Peekとは?

Peekは、ファイルをアプリで開かずに中身をプレビューできる機能です。画像・PDF・動画・テキスト・Office文書など幅広い形式に対応し、ファイル選択中にキーを押すだけで素早く内容を確認できます。

項目 内容
料金 無料(PowerToysの一機能)
起動方法 ファイル選択中にSpaceキー
対応形式 画像・PDF・動画・テキスト・Office・コードなど
ファイル切り替え 矢印キーで次々プレビュー
そのまま開く Enterで既定アプリで開ける

事前準備:PowerToysをインストール

Peekを使うには、まずPowerToysが必要です。Microsoft Storeで「PowerToys」と検索し、提供元がMicrosoft Corporationのものをインストールしてください。詳しくはPowerToysの使い方とインストール方法で解説しています。

インストール後、設定で「Peek」がオンになっていることを確認しましょう。

基本の使い方

  1. エクスプローラーでプレビューしたいファイルをクリックして選択
  2. Spaceキーを押す
  3. ファイルの中身がプレビューウィンドウに表示される
  4. もう一度Spaceキーを押すと閉じる

アプリの起動を待つ必要がなく、一瞬で中身を確認できます。

※起動キーは設定で変更できます。古いバージョンでは「Ctrl + Space」が初期設定でした。反応しない場合は設定を確認してください。

ファイルを次々に切り替えてプレビュー

プレビューウィンドウを開いたまま、矢印キーで同じフォルダ内の他のファイルを次々と確認できます。

キー 動作
← / → (または ↑ / ↓) 前後のファイルをプレビュー
Enter 既定のアプリでファイルを開く
Delete ファイルをごみ箱へ移動
Space プレビューを閉じる

フォルダ内の写真を1枚ずつ確認したいときなど、矢印キーでパラパラとめくるように見られて便利です。

また、エクスプローラーで複数ファイルを選択してからPeekを開くと、選んだファイルの間だけを切り替えられます。

対応しているファイル形式

種類
画像 JPEG・PNG・GIF・SVGなど
ドキュメント PDF・Word・Excelなど
動画 MP4などの動画ファイル
テキスト txt・Markdown
Webページ HTML
開発者向け 各種ソースコードファイル
フォルダ フォルダの概要情報も表示

幅広いファイル形式に対応しているので、たいていのファイルはPeekだけで中身を確認できます。

そのまま既定のアプリで開く

プレビューを見て「やっぱり編集したい」と思ったら、Enterキーまたは「プログラムから開く」ボタンを押すと、そのファイルが既定のアプリで開きます。プレビュー→編集の流れがスムーズです。

ウィンドウのサイズ・位置を固定する(ピン留め)

Peekウィンドウは、通常プレビューする画像のサイズに合わせて大きさが変わります。サイズや位置を固定したいときはピン留め機能を使います。

  • ピン留めボタンを押す:現在のサイズと位置を保持する
  • もう一度押す:ピン留めを解除(次回から自動サイズに戻る)

複数のファイルを同じ大きさで見比べたいときに便利です。

ファイル情報を確認する

プレビューにマウスカーソルを合わせると、ファイルのサイズ・種類・最終更新日時などの情報が表示されます。中身と一緒に詳細も確認できます。

設定できる項目

設定 内容
アクティブ化のショートカット 起動キーを好きな組み合わせに変更
フォーカスを失ったら自動で閉じる 他をクリックすると自動で閉じる
ファイル情報のツールチップ表示 ホバー時の情報表示のオン/オフ
削除前に確認する Deleteで削除する際の確認ダイアログ

ソースコードのプレビューでは、行の折り返し・フォントサイズ・ミニマップ表示などの細かい設定も可能です(プレビュー機能)。

こんな場面で役立つ

  • 写真の整理:フォルダ内の画像を矢印キーで次々確認
  • 資料の中身チェック:PDFやWordをアプリで開かず素早く確認
  • ファイルの選別:プレビューしながら不要なファイルをDeleteで削除
  • 動画の内容確認:再生アプリを開かず内容をチェック

よくある質問

Spaceキーを押しても反応しない

PowerToys本体が起動しているか、設定でPeekがオンになっているか確認してください。バージョンによって初期ショートカットが異なる(Ctrl + Spaceの場合あり)ので、設定で確認・変更できます。

Windows標準のプレビューウィンドウとの違いは?

エクスプローラーにもプレビューウィンドウ機能がありますが、Peekは対応形式が広く、別ウィンドウで大きく表示でき、矢印キーでの切り替えもスムーズな点が優れています。

フォルダは削除できる?

Peekで削除できるのはファイルのみです。フォルダは(空でも)削除できません。

まとめ

PowerToysのPeekを使えば、ファイルをSpaceキーで一瞬プレビューでき、アプリを開く手間が省けます。写真整理・資料確認・ファイル選別など、日常のあらゆる場面で作業がスピードアップします。

まずはフォルダ内の画像を選んでSpaceキーを押す基本操作から試してみてください。PowerToysには他にも便利な機能があります。テンプレートからファイルを作るNew+や、PowerToysの全機能ガイドもあわせてご覧ください。

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IT解決チャンネル編集部
ExcelやWord、Windows、Googleスプレッドシートなど、ビジネスで使うITツールの使い方を初心者にもわかりやすく解説しています。関数の使い方から実務で役立つ応用テクニックまで、画像付きでていねいに紹介。パソコン操作で困ったときの頼れる情報源を目指しています。