PowerToys ZoomItの使い方|画面拡大・書き込み・録画でプレゼンを分かりやすく
オンライン会議やプレゼンで「画面の細かい部分を拡大して見せたい」「説明しながら画面に丸や矢印を書きたい」と思ったことはありませんか。そんなときに大活躍するのが、PowerToysに含まれるZoomIt(ズームイット)です。
画面の拡大・書き込み(注釈)・録画がショートカット一発でできる、プレゼン・デモ・操作説明の強い味方です。この記事では使い方を徹底解説します。
ZoomItとは?
ZoomItは、MicrosoftのSysinternalsが開発した、画面の拡大・注釈・録画ができるツールです。長年プレゼンのプロに使われてきた定番ツールで、PowerToysに統合されて手軽に使えるようになりました。
| 機能 | 内容 | ショートカット |
|---|---|---|
| ズーム | 画面の一部を拡大表示 | Ctrl + 1 |
| 描画(注釈) | 画面に直接線・図形を書く | Ctrl + 2 |
| 休憩タイマー | カウントダウンを表示 | Ctrl + 3 |
| ライブズーム | 動く画面を拡大したまま操作 | Ctrl + 4 |
| 画面録画 | 画面を動画で録画 | Ctrl + 5 |
| 切り取り | スクリーンショット | Ctrl + 6 |
事前準備:PowerToysをインストール
ZoomItを使うには、まずPowerToysが必要です。Microsoft Storeで「PowerToys」と検索し、提供元がMicrosoft Corporationのものをインストールしてください。詳しくはPowerToysの使い方とインストール方法で解説しています。
インストール後、設定で「ZoomIt」がオンになっていることを確認しましょう。
① 画面を拡大する(ズーム)
- Ctrl + 1を押すと、マウス位置を中心に画面が拡大される
- マウスを動かすと、拡大したまま見る位置を移動できる
- マウスホイール(または↑↓キー)で拡大率を調整
- Escキーまたは右クリックでズームを終了
小さな文字やボタンを拡大して見せたいときに便利です。ズーム中はその場で画面が止まるので、じっくり説明できます。
② 画面に書き込む(描画・注釈)
ZoomItの目玉機能が画面への書き込みです。ズーム中に書くこともできますし、ズームせず書くこともできます(Ctrl + 2)。
基本の描き方
- マウスでドラッグ:自由に線を引く
- 消す:Ctrl + Z(一手戻る)/ E(全消去)
- 描画モードを終了:Escキー
色を変える
描画中にキーを押すと、ペンの色を変えられます。
| キー | 色 |
|---|---|
| R | 赤(Red) |
| G | 緑(Green) |
| B | 青(Blue) |
| O | オレンジ(Orange) |
| Y | 黄(Yellow) |
| P | ピンク(Pink) |
図形を描く
| 操作 | 描ける図形 |
|---|---|
| Shift + ドラッグ | 直線 |
| Ctrl + ドラッグ | 四角形 |
| Tab + ドラッグ | 楕円・円 |
| Shift + Ctrl + ドラッグ | 矢印 |
文字を入力する
描画モード中に「T」キーを押すと、テキスト入力モードになります。クリックした位置から文字を打ち込めます。注目ポイントに説明を書き込めて便利です。
③ 画面を録画する
ZoomItは画面録画もできます。操作マニュアル動画やデモ動画の作成に便利です。
| ショートカット | 録画範囲 |
|---|---|
| Ctrl + 5 | 全画面またはズーム部分を録画 |
| Ctrl + Shift + 5 | 選択した範囲だけを録画 |
- 出力形式はMP4またはGIFを選べる
- システム音声・マイク音声も録音可能
- Webカメラをワイプ(小窓)で合成することもできる
- 録画後はトリミングエディターで不要部分をカットできる
Webカメラのワイプ表示は、解説動画やオンライン講座を作るときに重宝します。
④ 休憩タイマーを表示する
Ctrl + 3で、画面に大きなカウントダウンタイマーを表示できます。セミナーや会議の休憩時間に「あと○分」と全員に見せるのに便利です。
- タイマーの時間(初期10分)を設定できる
- 終了時に音を鳴らす設定も可能
- 背景に画像を表示することもできる
⑤ ライブズーム(動く画面を拡大)
通常のズームは画面が止まりますが、Ctrl + 4のライブズームは拡大したまま操作を続けられます。動画を見せながら拡大したいときや、操作の実演に便利です。
主な設定項目
- 各ショートカットの変更:ズーム・描画などのキーを好みに変更できる
- 初期の拡大率:1.25〜4.0倍で設定(初期2.0倍)
- ズーム画像を滑らかに:拡大時のギザギザを抑える
- テキストのフォント:書き込む文字のフォントを変更
- 録画の形式・画質:MP4/GIF、解像度を調整
こんな場面で役立つ
- オンライン会議・プレゼン:細部を拡大、丸や矢印で強調
- 操作マニュアル動画:録画+書き込みで分かりやすく
- オンライン講座:Webカメラ合成で講師の顔も表示
- セミナー:休憩タイマーで時間管理
よくある質問
ショートカットが効かない
PowerToys本体が起動しているか、設定でZoomItがオンになっているか確認してください。他のアプリとキーが競合する場合は、設定でショートカットを変更できます。
書き込んだ内容は保存される?
描画は一時的なもので、Escで消えます。残したい場合は、切り取り(Ctrl + 6)でスクリーンショットを撮るか、録画機能を使いましょう。
マウスのクリックを目立たせたい
クリック位置を強調するなら、マウス蛍光ペンを併用すると、より分かりやすいプレゼンになります。
まとめ
PowerToysのZoomItを使えば、画面の拡大・書き込み・録画がショートカット一発でできます。プレゼン・デモ・操作説明・オンライン講座など、画面を使って人に伝えるあらゆる場面で活躍します。
まずはズーム(Ctrl + 1)と描画(Ctrl + 2)から試してみてください。PowerToysには他にも便利な機能があります。クリックを目立たせるマウス蛍光ペンや、PowerToysの全機能ガイドもあわせてご覧ください。







