Windows 11を新しいPCで使い始めたとき、デフォルトの設定のまま使っていると「通知が多くてうるさい」「動作が重い」「ファイルの種類がわからない」といった問題が起きやすいです。

この記事ではWindows 11を購入・セットアップした直後にやっておくべき設定10選を、手順つきでわかりやすく解説します。

設定を開く方法(共通)

以下の設定はほぼすべて「設定」アプリから行います。設定を開く方法を先に確認しておきましょう。

  • Windowsキー + I を押すと即座に設定が開く(最も手軽)
  • タスクバーのスタートボタン → 「設定」(歯車アイコン)をクリック
  • スタートメニューの検索欄に「設定」と入力して選択

①プライバシー設定を見直す

Windows 11はデフォルトで位置情報・広告ID・使用データの収集が有効になっています。不要であればオフにしておきましょう。

  1. 設定を開いて「プライバシーとセキュリティ」をクリックする
  2. 全般」をクリックして「広告IDの使用をアプリに許可する」をオフにする
  3. 位置情報」をクリックして、不要であれば位置情報をオフにする(地図アプリ等を使う場合はオンのままでよい)
  4. 診断とフィードバック」をクリックして「診断データの送信」を「必須の診断データのみ」に変更する
💡 広告IDをオフにしても広告自体は表示されます。ただし行動履歴に基づくターゲティング広告が表示されなくなります。気になる方はオフにしておくのがおすすめです。

②Windows Updateのアクティブ時間を設定する

Windows 11は自動で更新プログラムをインストールします。仕事中に突然再起動しないよう、「アクティブ時間」(PCを使っている時間帯)を設定しておきましょう。

  1. 設定 → 「Windows Update」をクリックする
  2. 詳細オプション」をクリックする
  3. アクティブ時間」をクリックする
  4. 「自動調整」または「手動」を選ぶ。手動の場合は「開始時刻」と「終了時刻」を指定する(例:9:00〜21:00)

この時間帯はWindowsが再起動を避けてくれます。仕事時間にあわせて設定しておくと安心です。

③ディスプレイの拡大縮小・解像度を確認する

Windows 11は画面サイズとモニターの解像度に合わせて自動で表示サイズを設定しますが、デフォルト設定が合わない場合があります。文字が小さすぎる・大きすぎる場合は調整しましょう。

  1. 設定 → 「システム」→「ディスプレイ」をクリックする
  2. 拡大縮小」で表示サイズを選ぶ(推薦値が表示される。一般的には100%〜150%)
  3. ディスプレイの解像度」で「推奨」と書かれた解像度を選ぶ
「推奨」と表示されている解像度が最もきれいに表示される設定です。推奨以外の解像度にするとぼやけて見えることがあります。拡大縮小は解像度を変えずに文字だけ大きくする設定なので、見づらい場合は拡大縮小を先に調整しましょう。

④電源・スリープの設定を見直す

デフォルトでは比較的短い時間でスリープに入る設定になっている場合があります。用途に合わせて変更しましょう。

  1. 設定 → 「システム」→「電源とバッテリー」をクリックする
  2. 画面とスリープ」をクリックして展開する
  3. 「電源接続時に、次の時間が経過した後に画面をオフにする」と「電源接続時にスリープ状態にする」の時間を設定する

デスクトップPCなら「スリープ:なし」または「30分〜1時間」が一般的です。ノートPCはバッテリー消費を抑えるために「バッテリー使用時:15分」程度が適切です。

⑤スタートアップアプリを整理して起動を速くする

PCの電源を入れたときに自動で起動するアプリが多いと、起動に時間がかかります。不要なスタートアップアプリを無効にしましょう。

  1. 設定 → 「アプリ」→「スタートアップ」をクリックする
  2. 一覧に起動時に立ち上がるアプリが表示される
  3. 「起動への影響」が「高」のアプリのうち、起動時に不要なものをオフにする
⚠️ セキュリティソフト(Windows Defender・ウイルスバスター等)はオフにしないでください。OneDriveも使っている場合はオフにすると同期が始まらないことがあります。「Microsoft Teams」「Spotify」「LINE」など、起動時に使わないアプリをオフにするのが安全です。

⑥通知の設定を見直す(不要な通知をオフ)

Windows 11はアプリからの通知が多く、集中を妨げることがあります。不要な通知はオフにしておきましょう。

  1. 設定 → 「システム」→「通知」をクリックする
  2. 通知をまとめてオフにする場合は上部の「通知」トグルをオフにする
  3. 特定のアプリだけオフにする場合は「アプリやその他の送信元からの通知」から対象アプリを選んでオフにする

よくオフにされる通知の例:「ヒントと提案」「Windows Update後の案内」「Microsoft Storeからのおすすめ」など。

⑦デフォルトブラウザを変更する(EdgeからChromeなど)

Windows 11の初期設定ではMicrosoft Edgeがデフォルトブラウザになっています。ChromeやFirefoxを使いたい場合は変更しましょう。

  1. 使いたいブラウザをあらかじめインストールしておく
  2. 設定 → 「アプリ」→「既定のアプリ」をクリックする
  3. 検索欄に「Edge」または「http」と入力する
  4. 「.htm」「.html」「http」「https」の各項目で使いたいブラウザを選択する
Windows 11ではEdgeに誘導しようとする設定が複数あります。「既定のアプリ」でブラウザをまとめて変更した後も、メール内のリンクをクリックすると確認ダイアログが出る場合があります。「常に~で開く」を選択して確定させてください。

⑧タスクバーの不要なアイコンを整理する

Windows 11のタスクバーにはウィジェット・検索・タスクビューなど、使わないボタンが表示されていることがあります。スッキリさせましょう。

  1. タスクバーの空白部分を右クリック→「タスクバーの設定」をクリックする
  2. 「タスクバー項目」で不要なものをオフにする(検索・タスクビュー・ウィジェット・チャット等)
  3. 「その他のシステムトレイアイコン」でシステムトレイ(右下)に表示するアイコンも整理できる

⑨エクスプローラーでファイルの拡張子を表示する

Windows 11の初期設定では、ファイルの拡張子(.docx・.xlsx・.jpg など)が非表示になっています。同じ名前のファイルがあるときに種類の区別がつきにくいため、表示するのがおすすめです。

  1. エクスプローラーを開く(Windowsキー + E)
  2. 上部の「表示」メニューをクリックする
  3. 表示」→「ファイル名拡張子」にチェックを入れる

これでファイル名の末尾に「.pdf」「.xlsx」などが表示されるようになります。

フィッシング詐欺対策にもなります。「請求書.pdf.exe」のように拡張子を偽装した悪意あるファイルも、拡張子を表示することで見分けやすくなります。

⑩クリップボード履歴(コピー履歴)を有効にする

Windows 11には「クリップボード履歴」という機能があります。一度コピーしたテキストや画像を複数記憶しておき、後から呼び出せる非常に便利な機能です。初期設定では無効になっています。

  1. 設定 → 「システム」→「クリップボード」をクリックする
  2. クリップボードの履歴」をオンにする
  3. コピー後にWindowsキー + Vを押すと、コピー履歴の一覧が表示されて過去のコピー内容を貼り付けられる

文章の編集・コード作業・データ入力など、複数の内容をコピー&ペーストする作業で特に重宝します。

まとめ

  • ①プライバシー設定:広告ID・位置情報・診断データの送信をオフにする
  • ②Windows Update:アクティブ時間を設定して仕事中の突然の再起動を防ぐ
  • ③ディスプレイ:推奨解像度を選んで拡大縮小で文字サイズを調整する
  • ④電源・スリープ:用途に合わせてスリープまでの時間を調整する
  • ⑤スタートアップ:「起動への影響:高」の不要アプリをオフにして起動を速くする
  • ⑥通知:不要なアプリの通知をオフにして集中できる環境を作る
  • ⑦デフォルトブラウザ:「設定→アプリ→既定のアプリ」でブラウザを変更する
  • ⑧タスクバー:右クリック→タスクバーの設定で不要ボタンをオフにする
  • ⑨拡張子の表示:エクスプローラーの「表示→ファイル名拡張子」をオンにする
  • ⑩クリップボード履歴:「設定→システム→クリップボード」でオンにしてWin+Vで活用する

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