Gmailでメールのやり取りが多くなると、「長いスレッドを読む時間がもったいない」「返信文を毎回考えるのが大変」と感じることはありませんか?

GmailにはAIアシスタントGemini(ジェミナイ)が統合されており、メールの要約・返信提案・メール文章の自動作成などを行えます。この記事では、無料版でできること・有料版(Google AI Pro)で追加されることを整理したうえで、それぞれの具体的な操作手順をわかりやすく解説します。

この記事でわかること
・GmailのGeminiで無料でできること・有料でできることの違い
・メールスレッドをAIで要約する操作手順
・返信の提案を使ってワンクリックで返信する方法
・「Help me write」でメールを自動作成する手順とプロンプト例
・サイドパネルのGeminiにメール内容を質問する使い方

GmailのGeminiとは

GmailのGeminiは、Googleが開発したAIをGmail上で直接使える機能です。Microsoft OutlookにCopilotが統合されているのと同じように、GmailにはGeminiが統合されており、メールの画面を離れることなくAIの力を活用できます

無料版と有料版でできることの違い

Geminiの機能はGoogleアカウントの無料版でも一部使えますが、フル活用するにはGoogle AI Pro(月額2,900円)への加入が必要です。

機能 無料版 Google AI Pro(月2,900円)
メールスレッドの要約 ◎ 使える ◎ 使える
返信の提案(ワンクリック返信) ◎ 使える ◎ 使える
Help me write(メール自動作成) × 使えない ◎ 使える
サイドパネルでGeminiに質問 × 使えない ◎ 使える
過去メールからの情報検索 × 使えない ◎ 使える
スレッドの要約と返信提案は無料で使えます。毎日大量のメールを読む方はまず無料機能を試してみて、さらに効率化したい場合に有料プランを検討するのがおすすめです。

無料でできること①:メールスレッドを要約する

長いメールスレッドを一から読むのは時間がかかります。GeminiのAI要約機能を使えば、スレッドの内容をわずか数秒でまとめてくれます。

操作手順

  1. Gmailでメールスレッドを開く
  2. スレッドの上部に表示される「このメールを要約」ボタンをクリック
  3. スレッド全体の内容が箇条書きで要約されて表示される
  4. 「次のステップ」や「アクションアイテム」ボタンをクリックすると、さらに詳細な情報が表示される
⚠️ 「このメールを要約」ボタンが表示されない場合は、Googleアカウントの言語設定が日本語になっているか確認してください。また、スレッドが短すぎる(2〜3通以内)場合はボタンが表示されないことがあります。

こんな場面で役立つ

  • 出張や休暇明けに溜まったメールを素早くチェックしたいとき
  • CCで受け取った長いスレッドを把握したいとき
  • 客先への返信前に過去のやり取りをざっくり確認したいとき

無料でできること②:返信の提案(ワンクリック返信)

メールを受信したとき、本文の内容に合わせた返信候補を自動で提案してくれる機能です。提案された文面を選ぶだけで返信文の入力が完了します。

操作手順

  1. メールを開く
  2. メール下部に「承知しました」「ご確認いただきありがとうございます」などの返信候補が表示される
  3. 該当するボタンをクリックすると、返信の下書きが自動入力される
  4. 必要に応じて文面を編集して送信する

返信候補はメールの内容に合わせて自動生成されるため、毎回異なる候補が表示されます。ちょっとしたお礼メールや確認返信など、短い返信ならほぼ修正不要で送れることも多いです。

有料版でできること①:Help me write でメールを自動作成する

Google AI Proの最も便利な機能のひとつが「Help me write(作成のサポート)」です。メールのテーマや要件を日本語で入力するだけで、文章全体を自動で作成してくれます。

操作手順(新規メールの場合)

  1. Gmailで「作成」ボタンをクリックして新規メール作成画面を開く
  2. 作成画面の下部にある鉛筆マーク(✏️)のアイコンをクリック
  3. 「どのようなメールを作成しますか?」というプロンプト入力欄が表示される
  4. 依頼内容を日本語で入力して「作成」ボタンをクリック
  5. メール文章が自動作成される。「書き直す」「調整する」で修正も可能
  6. 「挿入」をクリックして本文に反映させる

返信メールでの使い方

  1. 返信したいメールを開いて「返信」をクリック
  2. 返信入力欄の下部にある鉛筆マークをクリック
  3. 返信の意図を入力(例:「参加できない旨を丁寧に断る」)
  4. AIが返信文を自動作成 → 確認・編集して送信

コピペで使えるプロンプト例

シーン プロンプト例
打ち合わせの依頼 来週の打ち合わせを依頼するメール。日時は先方に候補日を3つ出してもらう形で。丁寧なビジネス文体で。
資料送付のお礼 先日お送りいただいた提案書の御礼メール。内容を確認して改めて連絡する旨を伝える。簡潔に。
日程変更の依頼 来週予定の打ち合わせの日程変更をお願いするメール。こちらの都合が悪くなった理由は書かず、候補日を3つ提示する形で。
参加できない旨の断り イベントへの招待を丁重にお断りするメール。理由は「先約がある」とだけ伝え、今後もよろしくお願いする形で締める。
問い合わせへの回答 製品の価格に関する問い合わせへの返信。詳細は別途担当者から連絡する旨を伝えつつ、資料を添付した体で。
💡 プロンプトは具体的に書くほど精度が上がります。「メールを作成して」だけでは汎用的な文章になりますが、「相手との関係性・伝えたい内容・文体の指示(丁寧・簡潔など)」を加えると、そのままでも使えるメールが出てきやすくなります。

有料版でできること②:サイドパネルでGeminiにメール内容を質問する

Gmail画面の右側に表示されるGeminiサイドパネルを使うと、開いているメールや受信トレイ全体に関してAIに質問できます。メールの内容を読みながら、チャット形式でGeminiに相談できるイメージです。

操作手順

  1. Gmail画面の右上にあるGeminiのアイコン(星マーク)をクリック
  2. 右側にチャットパネルが開く
  3. 質問や指示を入力する

サイドパネルでできる質問・指示の例

  • 「このメールのアクションアイテムを箇条書きで教えて」
  • 「先週受け取ったA社からのメールをまとめて」
  • 「〇〇さんとのやり取りで決まったことを教えて」
  • 「納期についての言及があるメールを探して」
  • 「このメールへの返信案を3パターン作って」

特に過去メールの横断的な検索・要約はサイドパネルならではの機能で、「あのメールどこだっけ」という場面での時短に大きく貢献します。

よくある質問

Q. 無料版でメール作成(Help me write)は使えますか?

使えません。「Help me write」はGoogle AI Pro(月2,900円)以上のプランが必要です。スレッドの要約と返信候補の提案は無料で利用できます。

Q. スマホのGmailアプリでも使えますか?

使えます。AndroidとiOS版のGmailアプリでも要約・返信提案・Help me writeを利用できます。ただし、サイドパネルはパソコン版(ブラウザ)のみの機能です。

Q. 日本語のメールで正常に動作しますか?

日本語のメールでも問題なく動作します。Googleアカウントの言語設定が日本語になっていれば、日本語のメールを要約・作成・翻訳してくれます。英語のメールを日本語で要約させることも可能です。

Q. OutlookのCopilotとどう違いますか?

機能の方向性はほぼ同じです。GmailのGeminiはGoogleアカウントを使っている方向け、OutlookのCopilotはMicrosoft 365ユーザー向けです。どちらもメール作成・要約・返信提案が中心機能となっています。

まとめ:場面別おすすめ機能

こんなとき 使う機能 プラン
長いスレッドを素早く把握したい スレッドの要約 無料
短い返信をすぐに送りたい 返信の提案 無料
メール文章を一から作りたい Help me write 有料
メールの内容についてAIに相談したい サイドパネル 有料
過去メールを横断的に検索・要約したい サイドパネル 有料

GmailのGeminiは、まず無料の要約・返信提案から試してみるのがおすすめです。これだけでも毎日のメール処理がかなり楽になります。さらに効率化を求めるなら、Google AI Proの「Help me write」とサイドパネル機能が強力な武器になります。

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IT解決チャンネル編集部
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