「毎週月曜の朝に、同じ内容の定例連絡メールを送っている」「月末になると決まった宛先へリマインドを送る」——こうした定期的な定型メールは、Power Automateを使えば決めた曜日・時刻に自動送信できます。送信忘れもなくなり、毎回の手間もゼロになります。

この記事では、プログラミング不要でOutlookから定型メールを自動送信するフローの作り方を、画面の流れに沿って手順つきで解説します。所要時間は5〜10分。初めての方でも作れる内容です。まだPower Automate自体がよくわからない方は、先にPower Automateとは?できること・始め方に目を通すとスムーズです。

このフローで実現できること(完成イメージ)

今回作るのは、「毎週決まった曜日・時刻に、指定した宛先へ定型メールを自動で送る」フローです。トリガーを「時刻」にするため、パソコンを開いていなくてもクラウド上で自動的に送信されます。

項目 設定内容
フローの種類 スケジュール済みクラウドフロー
トリガー(きっかけ) 毎週◯曜日の◯時(例:毎週月曜9時)
アクション(処理) メールの送信(Outlook)

事前に準備するもの

  • Microsoft 365(またはOutlook.com)のアカウント
  • 送信したいメールの宛先・件名・本文(あらかじめ決めておくとスムーズ)

Outlook定型メールを自動送信する手順

STEP1. スケジュール済みクラウドフローを新規作成する

ブラウザでmake.powerautomate.comにサインインします。左メニューの「作成」をクリックし、「スケジュール済みクラウドフロー」を選びます。

STEP2. 送信するタイミングを設定する

フロー名(例:「週次定例メール」)を入力し、開始日時と繰り返し間隔を設定します。たとえば「1週間ごと」を選び、曜日で「月」にチェック、開始時刻を9:00にすれば「毎週月曜9時」になります。設定したら「作成」をクリックします。

STEP3. 「メールの送信」アクションを追加する

トリガーの下の「+新しいステップ」をクリック。検索ボックスに「メールの送信」と入力し、Office 365 Outlook「メールの送信(V2)」を選びます。(初回は接続の許可=サインインを求められるので、画面に従って許可します)

STEP4. 宛先・件名・本文を入力する

表示された入力欄に、送りたいメールの内容を入力します。

  • 宛先…送信先のメールアドレス(複数ある場合は「;」で区切る)
  • 件名…メールのタイトル
  • 本文…メール本文(右上のアイコンから太字や箇条書きなどの装飾も可能)

STEP5. 保存してテスト実行する

右上の「保存」をクリック。続いて「テスト」→「手動」→「テスト」と進むと、その場で1回フローを走らせて動作を確認できます。自分宛てに設定してテストメールが届けば成功です。あとは指定した曜日・時刻になれば、自動でメールが送られます。

つまずきやすいポイントと対処法

症状 原因・対処
送信時刻がずれる フローのタイムゾーンが標準時(UTC)になっていることがある。繰り返し設定の「タイムゾーン」を(UTC+09:00) 大阪、札幌、東京に変更する
土日にも送られてしまう 繰り返し間隔で曜日を平日のみ(月〜金)にチェックする。または条件分岐で土日を除外する
本文の改行が反映されない 本文欄の右上アイコンでリッチテキスト(コードビュー)に切り替え、段落で入力する

さらに便利にする応用アイデア

  • 添付ファイルを付ける…OneDrive上の決まったファイルを毎回添付して送る
  • 宛先を一覧から取り込む…Excelの宛先リストを読み取り、全員に順番に送る
  • 本文に日付を差し込む…「動的なコンテンツ」で当日の日付を自動挿入し、毎回最新の日付入りにする

まとめ

スケジュール済みクラウドフローを使えば、定型メールの送信は完全に自動化できます。「送り忘れ」がなくなり、毎週の小さな手間から解放されるのは大きなメリットです。まずは自分宛てのテストメールから、気軽に試してみてください。

次のステップとして、フォームの回答をExcelに自動転記する方法もあわせて読むと、「メール送信」と「データ蓄積」という自動化の二大パターンが身につきます。Power Automate全体の基礎はPower Automateとは?できること・始め方で確認できます。

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IT解決チャンネル編集部
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