PowerToys New+の使い方|右クリックでテンプレートからファイルを作成する方法
「いつも同じ形式の書類を一から作るのが面倒」「決まったフォルダ構成を毎回手作業で作っている」——そんな繰り返し作業を効率化できるのが、PowerToysに含まれるNew+(ニュープラス)です。
あらかじめ用意したテンプレートから、右クリックひとつでファイルやフォルダを作成できる機能です。Windows標準の「新規作成」を強化したイメージです。この記事では使い方を徹底解説します。
New+とは?
New+は、エクスプローラーの右クリックメニューから、自分で用意したテンプレートをもとにファイル・フォルダを作成できる機能です。よく使う書式の書類やフォルダ構成を、一瞬で呼び出せます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料(PowerToysの一機能) |
| 操作方法 | フォルダ内で右クリック →「New+」 |
| テンプレート | ファイル・フォルダ・ショートカット何でもOK |
| ファイル名の変数 | 日付・ユーザー名などを自動挿入可能 |
| 同期 | OneDriveで複数PCと共有できる |
事前準備:PowerToysをインストール
New+を使うには、まずPowerToysが必要です。Microsoft Storeで「PowerToys」と検索し、提供元がMicrosoft Corporationのものをインストールしてください。詳しくはPowerToysの使い方とインストール方法で解説しています。
インストール後、設定で「New+」がオンになっていることを確認しましょう。
基本の使い方
- ファイルを作りたいフォルダ内で右クリック
- メニューから「New+」を選択
※Windows 11では「その他のオプションを表示」の中にある場合があります - 一覧から使いたいテンプレートを選ぶ
- テンプレートをもとにしたファイル・フォルダがその場に作成される
作成されたファイルは、必要に応じて名前を変更して使います。
テンプレートを追加・カスタマイズする
New+の便利さは、自分専用のテンプレートを自由に登録できる点にあります。
- フォルダ内で右クリック →「New+」
- 「テンプレートを開く」を選択
- テンプレートフォルダが開く
- このフォルダに、テンプレートにしたいファイル・フォルダを入れる
ここに置いたものが、そのままNew+メニューに表示されます。例えば以下のようなものを登録できます。
- 書式設定済みのWord文書・Excelファイル(議事録・請求書など)
- 決まった構成のフォルダ(「資料」「画像」「提出用」などのサブフォルダ入り)
- よく使うテキストファイル(メモのひな形など)
- アプリへのショートカット
フォルダ構成ごとテンプレート化できるので、プロジェクトの初期フォルダを一発で作れます。
テンプレートの表示順を整える
テンプレートは名前順で表示されます。順番を整えたいときは、ファイル名の先頭に数字を付けます(例:1 議事録.docx、2 請求書.xlsx)。
設定で「先頭の数字・スペース・ドットを非表示」をオンにすれば、メニューには番号なしのきれいな名前(「議事録」「請求書」)で表示されます。
ファイル名に日付やユーザー名を自動で入れる
New+では、テンプレートのファイル名に変数を使うと、作成時に日付やユーザー名が自動で入ります。設定の「テンプレートファイル名の変数を置き換える」をオンにして使います。
| 変数 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| $YYYY | 年(4桁) | 2026 |
| $MM | 月(2桁) | 06 |
| $DD | 日(2桁) | 28 |
| %USERNAME% | Windowsのユーザー名 | tanaka |
| $PARENT_FOLDER_NAME | 親フォルダの名前 | (サブフォルダ内のみ) |
例:テンプレートのファイル名を $YYYY-$MM-$DD_議事録.docx にしておくと、作成時に「2026-06-28_議事録.docx」のように日付入りのファイルが自動でできます。日報や議事録の作成が大幅に時短できます。
複数のパソコンでテンプレートを共有する
テンプレートの保存場所をOneDriveなどのクラウドフォルダに変更すると、複数のパソコンで同じテンプレートを使えます。
- PowerToys設定の「New+」を開く
- 「テンプレートの場所」をOneDrive内のフォルダに変更
- これで、同じMicrosoftアカウントの別PCでも同じテンプレートが使える
会社のPCと自宅のPCで、同じテンプレートを使いたいときに便利です。
こんな場面で役立つ
- 定型書類の作成:議事録・請求書・報告書をテンプレートから一発作成
- プロジェクト開始時:決まったフォルダ構成をまるごと作成
- 日報・日記:日付入りファイルを自動生成
- チーム作業:OneDriveでテンプレートを共有して統一
よくある質問
右クリックメニューにNew+が出てこない
Windows 11では「その他のオプションを表示」(Shift + F10)の中にあります。また、PowerToysの設定でNew+がオンになっているか確認してください。
Windows標準の「新規作成」と併用できる?
はい、併用できます。設定で「組み込みのNewメニューを非表示にする」をオンにすると、New+のテンプレートだけに絞ることもできます。
日付の変数が反映されない
設定の「テンプレートファイル名の変数を置き換える」がオンになっているか確認してください。初期設定ではオフになっています。
まとめ
PowerToysのNew+を使えば、よく使うファイルやフォルダ構成を右クリックひとつで作成できます。日付の自動挿入やOneDriveでの共有もでき、定型作業の多い人ほど時短効果が大きい機能です。
まずは、よく作る書類をテンプレートフォルダに登録するところから始めてみてください。PowerToysには他にも便利な機能があります。ファイル名を一括変更するPowerRenameや、PowerToysの全機能ガイドもあわせてご覧ください。







