会議中に参加者の意見を集めたい。研修の理解度を確認したい。多数決を取りたい——Teamsには投票の機能があり、その場で集計できます。

ただし使う前に確認すべき制約があります。社外の人が参加している会議では、投票が使えません。社外向けの研修やセミナーで準備してから気づくと手遅れです。この記事では手順と制約を整理します。

最大の制約|社外メンバーには使えない

先に押さえておくべき点です。

Microsoftの公式ドキュメントには、外部組織のメンバーには、投票が開始されてもライブ投票が利用できないと記載されています。

つまり取引先や社外の受講者を招いた会議では、その人たちは投票に参加できません。画面に表示されないため、集計結果も偏ります。

社外を含む会議ではどうするか

  • Microsoft Formsのリンクを共有する——チャットにURLを貼れば、誰でもブラウザから回答できます
  • チャットで直接聞く——選択肢が少なければこちらが早い場合もあります
  • 挙手機能を使う——単純な賛否なら十分です

社外の方を招く設定そのものはTeamsのゲストアクセスで解説しています。

作れるのは開催者と発表者だけ

投票を作成・管理・開始できるのは、会議の所有者(開催者)と発表者に限られます。一般の参加者は回答するだけです。

研修で複数人が交代で進行するなら、担当者を発表者に設定しておく必要があります。

会議の前に用意しておく

当日その場で作ることもできますが、事前に作って下書き保存しておくほうが確実です。

  1. 予定表から対象の会議を選ぶ
  2. 「参加者とのChat」から投票タブを追加する
  3. 「新しい投票を作成」を選ぶ
  4. 質問と回答の選択肢を入力する(選択肢は最大12個)
  5. 「下書きとして保存」をクリック

これで準備完了です。会議中に慌てて作る必要がなくなります。

会議中に開始する

  1. 会議中に投票タブを開く
  2. 使いたい投票の「開始」を選択する

開始すると会議の画面に通知として表示され、参加者はその場で回答できます。デスクトップ・Web・モバイルのいずれからでも回答可能です。

投票は再開できます。回答が集まらなかった場合、一度閉じてから改めて開くことができます。

設定できるオプション

オプション 内容
回答者の名前を記録する 誰がどう答えたかを記録する。開催者と発表者にのみ表示
集計結果を参加者と共有 参加者にも結果を見せる
投票後に自動的に結果を共有 回答した人から順に結果が見える
共同発表者による編集を許可 複数人で投票を管理する

匿名性の考え方

ここは誤解が生まれやすい部分です。「回答者の名前を記録する」をオンにしても、名前が見えるのは開催者と発表者だけです。参加者同士には見えません。

とはいえ回答者からすれば「誰かには見られている」状態です。率直な意見を集めたいなら、名前の記録はオフにしたうえで、その旨を事前に伝えると回答率が上がります。

結果を確認する

投票タブでリアルタイムの結果を確認できます。回答が集まる様子をその場で見られます。

会議後に分析したい場合は「結果のエクスポート」で出力できます。名前を記録する設定にしていれば、誰がどう答えたかを一覧で確認できます。

出席そのものの記録はTeams会議の出席レポートを使ってください。用途が違います。

投票とFormsの使い分け

投票(Polls) Microsoft Forms
向く場面 会議中のその場の集計 じっくり回答してもらう調査
設問数 1問ずつ 複数問をまとめて
社外の人 参加できない リンクを送れば回答できる
回答のタイミング その場 後からでも可

「会議中に手早く多数決」なら投票、「研修後のアンケート」ならFormsという使い分けが基本です。

Formsをチャネルのタブに追加して常設する方法はTeamsのタブ活用術にまとめています。

よくある質問

Q. 投票は誰が作れますか?

会議の開催者と発表者だけです。一般の参加者は回答のみ行えます。

Q. 社外の人も投票に参加できますか?

できません。公式に、外部組織のメンバーは投票が開始されてもライブ投票を利用できないと記載されています。社外を含む会議ではMicrosoft Formsのリンクを共有してください。

Q. 選択肢はいくつまで作れますか?

最大12個です。

Q. 匿名で回答してもらえますか?

「回答者の名前を記録する」をオフにすれば記録されません。なおオンにした場合でも、名前が見えるのは開催者と発表者だけで、参加者同士には見えません。

Q. 結果を保存できますか?

「結果のエクスポート」で出力できます。名前を記録していれば、誰がどう答えたかも確認できます。

Q. 回答が集まりませんでした。やり直せますか?

投票は再開できます。一度閉じてから改めて開始してください。

まとめ

  • 社外メンバーは投票に参加できない——外部組織のメンバーにはライブ投票が利用できないと公式に明記
  • 社外を含むならMicrosoft Formsのリンク共有か挙手で代替する
  • 作成・管理・開始できるのは開催者と発表者だけ
  • 事前準備は予定表→「参加者とのChat」→投票タブ→「新しい投票を作成」→「下書きとして保存」
  • 選択肢は最大12個。投票は再開できる
  • 名前を記録しても見えるのは開催者と発表者だけ。率直な意見が欲しいならオフにして事前に伝える
  • 結果はリアルタイム表示とエクスポートに対応
  • その場の多数決は投票、研修後の調査はForms

参考・出典