プレゼン資料を作るとき、「構成を考えるだけで時間がかかる」「デザインより内容に集中したい」と感じたことはありませんか?

GoogleスライドにはAI機能Geminiが統合されており、プレゼン資料の構成を自動作成したり、スライドに挿入する画像をAIで生成したり、Googleドキュメントの文書をスライドに変換したりできます。この記事では、Canvas機能によるスライド一発生成・サイドパネルでの個別追加・AI画像生成の手順を、プロンプト例を交えて解説します。

この記事でわかること
・Canvas機能でプレゼン資料をゼロから自動生成する手順
・GoogleスライドのサイドパネルでAIに新しいスライドを追加させる方法
・AI画像生成でスライドに挿入する画像を作る方法
・GoogleドキュメントやGoogleドライブのファイルをスライドに変換する方法
・PowerPoint Copilotとの違い・向いている場面

GoogleスライドのGemini機能とは

GoogleスライドのGemini機能は大きく3つあります。

機能 概要 必要なプラン
Canvas機能でスライド生成 Geminiのチャット画面からスライド一式を自動生成 Google AI Pro(月2,900円)以上
サイドパネル スライドを開いた状態でGeminiにスライド追加・編集を依頼 Google AI Pro(月2,900円)以上
AI画像生成 テキストプロンプトからスライド用画像を生成 Google AI Pro(月2,900円)以上
🔴 GoogleスライドのGemini機能はすべて有料プランが必要です。無料のGoogleアカウントでは利用できません。Google AI Pro(月2,900円)またはGoogle Workspace Business Standard以上への加入が必要です。

Canvas機能でスライドをゼロから自動生成する

Canvas(キャンバス)はGeminiのチャット画面に組み込まれた作業スペースで、プレゼン資料をゼロから一式生成できる機能です。「何枚構成で・どんな内容で」をプロンプトで指示するだけで、表紙から結論まで含んだスライドが自動で作られます。

操作手順

  1. Google Gemini(gemini.google.com)を開く
  2. チャット画面左側の「Canvas」アイコンをクリックして開く
  3. テキスト入力欄に「スライドを生成して」という趣旨のプロンプトを入力する
  4. Geminiがスライドの構成を作成し、Canvasにプレビューが表示される
  5. 内容を確認して「Googleスライドに書き出し」をクリックすると、Googleドライブに保存される
  6. GoogleスライドでさらにデザインやテキストをExifした後に仕上げる

コピペで使えるプロンプト例

シーン プロンプト例
新サービスの提案資料 中小企業向けのクラウド会計サービスを紹介する営業提案書を8枚で作成してください。課題提起→解決策→機能紹介→料金→導入事例→まとめの流れで。
社内研修のスライド 新入社員向けのセキュリティ研修スライドを10枚で作成してください。パスワード管理・フィッシングメール・情報漏えいリスクをわかりやすく解説する内容で。
月次報告書 営業部門の月次報告スライドを6枚で作成してください。今月の実績・前月比・課題・来月の方針のセクションを含めてください。
製品説明資料 スマートウォッチの製品発表スライドを8枚で作ってください。ターゲット層・主な機能3つ・競合との差別化・価格・購入方法の流れで。
勉強会・セミナー資料 Excel中級者向けのPIVOTテーブル勉強会スライドを12枚で作ってください。基本から実例まで段階的に解説する構成で。
枚数・構成の流れ・対象者・文体(丁寧・簡潔など)をプロンプトに含めると精度が上がります。逆にプロンプトが短すぎると汎用的な内容になりやすいので、ある程度具体的に指示するのがコツです。

サイドパネルで既存スライドにページを追加する

Googleスライドを開いた状態でGeminiサイドパネルを使うと、既存のスライドに対してAIがページを追加したり内容を修正したりできます。Canvasが「まるごと新規作成」であるのに対し、サイドパネルは「既存のスライドに手を加える」用途に向いています。

開き方

  1. Googleスライドを開いた状態で、右上のGeminiアイコン(星マーク)をクリック
  2. 右側にサイドパネルが開く
  3. テキストで指示を入力する

サイドパネルで使える指示の例

  • 「このプレゼンに競合比較のスライドを1枚追加して」
  • 「まとめスライドを追加して、要点を3つの箇条書きでまとめて」
  • 「3枚目のスライドのテキストをもっと簡潔に直して」
  • 「このプレゼン全体の構成を見て、足りないスライドを提案して」
  • 「Googleドライブの〇〇レポートを元に、数字のスライドを1枚追加して」

AI画像生成でスライド用の画像を作る

Geminiの画像生成機能を使って、スライドに挿入する画像をテキストから自動生成できます。フリー素材サイトで探す手間を省けるほか、既製品にはない独自のビジュアルを作れます。

操作手順

  1. Googleスライドで画像を挿入したいスライドを選択
  2. 「挿入」メニュー → 「画像」 → 「画像を作成」を選択
  3. 生成したい画像の説明をテキストで入力(例:「青空の下で握手するビジネスパーソン2人、プロフェッショナルな雰囲気、明るいトーン」)
  4. 複数のバリエーションが生成されるので、使いたい画像を選んで「挿入」をクリック

画像生成プロンプトのコツ

  • 被写体を具体的に:「人物」より「スーツを着た30代の男性がホワイトボードの前に立っている」
  • 雰囲気・スタイルを指定:「明るいオフィス環境、フラットデザイン風、ビジネス向け」
  • 日本語で入力できる:英語でなくても問題なく生成できる
⚠️ 実在の人物・著名ブランドのロゴ・著作権のある作品の再現はAI画像生成には向きません。架空のシーンや抽象的なビジュアル・アイコン的な表現が生成精度は高く、商用利用しやすいです。生成した画像の利用条件はGoogle利用規約を確認してください。

GoogleドキュメントやGoogleドライブのファイルをスライドに変換する

サイドパネルでは「@ファイル名」でGoogleドライブのファイルを参照して、その内容をスライドに変換する指示が出せます。企画書・報告書・議事録などをすでにGoogleドキュメントで持っている場合に特に便利です。

指示例:

  • 「@〇〇企画書 の内容を元に、経営陣向けのプレゼンスライドを5枚作成して」
  • 「@先月の会議議事録 から決定事項だけを抽出して、報告用スライドを作って」

PowerPoint Copilotとの違い

比較項目 Googleスライド + Gemini PowerPoint + Copilot
スライド自動生成 ◎ Canvas機能で一発生成 ◎ Copilotで一発生成
AI画像生成 ◎ Designer経由で生成可能 ◎ Designer AIで生成可能
既存ファイル参照 ◎ Googleドライブ内を参照 ◎ OneDrive内を参照
デザインテンプレート △ PowerPointより少ない ◎ 豊富なテンプレート
共同編集 ◎ リアルタイム共同編集が強い ○ OneDrive経由で対応
向いているユーザー Googleアカウントを使っている人 Microsoft 365ユーザー

まとめ:機能別の使い分け

やりたいこと 使う機能
資料をゼロから全枚数まとめて作りたい Canvas機能
既存スライドに1〜2枚追加したい サイドパネル
スライドに挿入する画像を作りたい AI画像生成(挿入→画像→画像を作成)
ドキュメントの内容をスライドにまとめたい サイドパネル + @ファイル参照

GoogleスライドのGeminiは特に「構成を考える時間を短縮する」点で効果的です。Canvasで大まかな構成を生成した後、自分でデザインや細部を調整するという使い方が最も現実的です。まず試しにCanvas機能でプロンプトを入力してみてください。

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IT解決チャンネル編集部
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