「この画像で使われている色のカラーコードを知りたい」「Webサイトのきれいな色を自分のデザインに使いたい」——そんなときに便利なのが、PowerToysに含まれるColor Picker(カラーピッカー)です。

画面上のどこからでも、クリックひとつで色のカラーコード(HEX・RGBなど)を取得できます。デザイナー・ブロガー・資料作成をする人に特におすすめの機能です。この記事では使い方を徹底解説します。

Color Pickerとは?

Color Pickerは、画面上の任意の場所にある色をスポイトのように吸い取って、カラーコードとして取得できるツールです。取得した色は自動でクリップボードにコピーされ、すぐに貼り付けられます。

項目 内容
料金 無料(PowerToysの一機能)
対応範囲 画面上のあらゆる場所(画像・Web・アプリ問わず)
取得形式 HEX・RGB・HSL・HSV・CMYKなど多数
色の履歴 最大20色を保存
ズーム機能 あり(細かいピクセルの色も正確に取得)

事前準備:PowerToysをインストール

Color Pickerを使うには、まずPowerToysが必要です。Microsoft Storeで「PowerToys」と検索し、提供元がMicrosoft Corporationのものをインストールしてください。詳しくはPowerToysの使い方とインストール方法で解説しています。

インストール後、設定で「Color Picker」がオンになっていることを確認しましょう。

基本の使い方(3ステップ)

  1. Windows + Shift + Cを押してColor Pickerを起動
  2. カーソルが色を吸い取るモードになるので、取得したい色の上に移動
  3. クリックすると、その色がクリップボードにコピーされる

コピーした色は、Ctrl + Vでそのまま貼り付けられます。デフォルトではHEX形式(例: #4A90D9)でコピーされます。

マウスボタンごとの動作

Color Pickerが起動している間、マウスのボタンによって動作が変わります。

操作 動作
左クリック 色をコピーし、履歴に保存してエディターを開く
ホイールクリック(中央) 色をコピーし、履歴に保存して終了
右クリック コピーせずに閉じる(キャンセル)
ホイールを上に回す 拡大(ズーム)して細かい色を取得

これらの動作は設定で自由に変更できます。

ズーム機能で正確に色を取る

小さなアイコンや細かい部分の色を正確に取得したいときは、マウスホイールを上にスクロールすると拡大表示されます。

  1. 取得したい色の近くにカーソルを移動
  2. マウスホイールを上に回すと、その部分が拡大されて画像が固定される
  3. 拡大された中から、狙ったピクセルの色をクリック

ボタンのホバー前の色など、通常は選びにくい色も正確に取得できます。

対応しているカラー形式

Color Pickerは、用途に合わせて多彩なカラー形式に対応しています。

形式 主な用途
HEX #4A90D9 Web・CSS(最も一般的)
RGB rgb(74, 144, 217) Web・画像編集
HSL hsl(209, 64%, 57%) 色相で調整したいとき
HSV / HSB hsv(209, 66%, 85%) デザインツール
CMYK cmyk(66%, 34%, 0%, 15%) 印刷物

設定でデフォルトのコピー形式を変更できます。Web制作なら「HEX」、印刷物なら「CMYK」を既定にしておくと便利です。

エディターで色を微調整する

左クリックで色を取得するとエディターが開き、さらに細かい操作ができます。

  • 色の微調整:HSV・RGB・HEXの数値を変えて、色を細かく調整できる
  • 似た色を選ぶ:カラーバーの上下から、明るめ・暗めの近い色を選べる
  • 各形式の確認:HEX・RGBなど全形式の値を一覧で確認・コピーできる

取得した色を少しだけ明るく/暗くしたいときに重宝します。

色の履歴を管理する(最大20色)

エディターには、過去に取得した最大20色が履歴として保存されます。

操作 方法
履歴の色をコピー 色をクリック
履歴から削除 色を右クリック →「削除」
履歴をエクスポート 色を右クリック →「エクスポート」

サイトのカラーパレットを作るときなど、複数の色をまとめて管理できて便利です。

おすすめの設定

  • デフォルト形式の変更:よく使う形式(Web制作ならHEX)を既定にする
  • 色名を表示:「薄い緑」「濃い青」などの大まかな色名も表示できる
  • 形式の並べ替え:エディターに表示する形式の順番や、表示/非表示を設定できる
  • カスタム形式の追加:独自のカラーコード形式も作成できる

よくある質問

Win + Shift + Cで起動しない

PowerToys本体が起動しているか、設定でColor Pickerがオンになっているか確認してください。管理者権限で動くアプリの上で使う場合は、PowerToysも管理者として実行する必要があります。

スタートメニューの上で色が取れない

スタートメニューやアクションセンターの上にはColor PickerのUIを表示できませんが、色自体は選択できます。

取得した色を後から確認したい

エディターの履歴に最大20色まで保存されています。Win + Shift + Cで起動し、エディターを開けば過去の色を確認できます。

まとめ

PowerToysのColor Pickerを使えば、画面上のあらゆる色をWindows + Shift + Cから一瞬で取得できます。Web制作・ブログのデザイン・資料作成など、色を扱うあらゆる場面で活躍します。

まずはHEX形式で色を取得する基本操作から試し、慣れてきたらエディターでの微調整や履歴管理も活用してみてください。PowerToysには他にも便利な機能があります。高速ランチャーのPowerToys Runや、PowerToysの全機能ガイドもあわせてご覧ください。

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IT解決チャンネル編集部
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